2007/02/05 月 | 日常あれこれ > 本
京都国際マンガミュージアム
昨年11月にオープンした京都国際マンガミュージアムに行ってきました。本当はもっと早くに行きたかったけれど、マンガ好きとして数時間は滞在したい場所なので、午後いっぱい時間を空けられる日に初訪問しました。



外観の様子はこんな感じ。中は、写真撮影禁止なのでここまでです。公式サイトにも書いてありますが、廃校になった小学校の建物を再利用してあるため、階段や廊下がレトロな造りです。ちゃんと運動場部分も残ってる。
正直、私はミュージアムとしての展示内容よりも、置いてあるマンガたちに心惹かれて来たので、ギャラリーはさらっとしか見てません。それに、考えた人には申し訳ないが、展示としては物足りない気がしました。何というか「日本のマンガ文化ってこんなにすごいんだよ」という空気をありありと感じて…。マンガって最近でこそ価値が認知されてきてるけど、そんなのここ10年くらいの話で、その前は「マンガを読むと頭が悪くなる」とか普通に言われてきたような存在なんだから、清濁併せ呑むような、もっと通俗的でマニアックな展示でいいんじゃないかな。例えば、せっかく多くのマンガが置いてあるんだから、特に世間に影響を与えたマンガには説明を付け加えて若い読者の興味を誘ったり、リアルタイムで読んでた人に懐かしく思ってもらうような内容。スポーツマンガなどテーマごとに作品を集めたり。とにかくパンチが足りなくて、マンガ好きに訴えかけるものではないと思いました。
あ、地下の雑誌のギャラリーは面白かったです。「マガジン」や「ジャンプ」や「ASUKA」などの古い号の表紙が一同に並んでいて、自分も買った号なんかは当時のことをありありと思い出しました。あるならコピーしたい雑誌もあるんだけど、そういうことは出来ないようです。
そして目玉のマンガたち!1階が少年マンガ、2階が少女マンガ、3階が青年マンガという分類で作者順に入っています。だいたいなので、R指定ぽい少女マンガが3階にあったり、人気の浦沢直樹が1階にありますが。ほとんどが大久保ネギシ書店という新宿の貸本屋さんから寄贈されたものだそうで、ビニールコーティングされてあり、巻末に貸し出し表が残っていたりします。一通り眺めただけですが、品揃えとしては、ぼちぼちじゃないかな。最新刊や新しい出版社のマンガは少ないけど、重要な作品はあったと思います。手塚治虫全集の棚が圧倒的だった…!あれもこれも読んでないよ!もっとも、所蔵の20万冊のうち棚に並んでいるのは5万冊だけで、閉架部分の本は4月以降に閲覧室で見られるようです。あと、特設展をやってない時期だったので、少女漫画のタ行以降の漫画家の棚が閉鎖されていて残念でした。萩尾望都が読みたかったのに…。
さっそく脳内の「読みたかったマンガリスト」を取り出して、あっという間の数時間を過ごす私。こういう機会じゃないと読めない20巻以上の作品に取り掛かってしまう。考えることは同じなのか、周りにも長編作品の罠にかかったダメな大人が、いっぱいマンガに夢中になっていました。気持ちはわかる。中学生くらいの子が古い作品を読んでいたのが、嬉しかったです。しかし、椅子が読むのに適したものではなく、数も少なくて残念でした。これだけマンガが置いてあるんだから、読む人が多いのは予想できると思うんですけどね。マンガ喫茶にはしたくないのかもしれないけど、図書館機能としてはどうよ。
館内は飲食禁止ですが、カフェが隣接されています。当日限り再入場可能なので、喉が渇いたら隣に買いにいけばいいのだけど、読んでるときは世界が自分とマンガだけになっていて、とてもそれどころではなくなっていました。同じく、昔ながらの紙芝居を1日に何度かやるのですが、それも読んでいる途中に席を立つのが無理で、まだ見ていません。
カフェの方は帰りに寄ったら、ちばてつや先生直筆の矢吹丈が壁に描かれていて感動しました。鉛筆のアタリ線も残っている!触る人が多くて汚れないことを祈るよ。この時はカメラがなかったので、携帯写真です。

以下、マンガミュージアムの気になるところを少し。



外観の様子はこんな感じ。中は、写真撮影禁止なのでここまでです。公式サイトにも書いてありますが、廃校になった小学校の建物を再利用してあるため、階段や廊下がレトロな造りです。ちゃんと運動場部分も残ってる。
正直、私はミュージアムとしての展示内容よりも、置いてあるマンガたちに心惹かれて来たので、ギャラリーはさらっとしか見てません。それに、考えた人には申し訳ないが、展示としては物足りない気がしました。何というか「日本のマンガ文化ってこんなにすごいんだよ」という空気をありありと感じて…。マンガって最近でこそ価値が認知されてきてるけど、そんなのここ10年くらいの話で、その前は「マンガを読むと頭が悪くなる」とか普通に言われてきたような存在なんだから、清濁併せ呑むような、もっと通俗的でマニアックな展示でいいんじゃないかな。例えば、せっかく多くのマンガが置いてあるんだから、特に世間に影響を与えたマンガには説明を付け加えて若い読者の興味を誘ったり、リアルタイムで読んでた人に懐かしく思ってもらうような内容。スポーツマンガなどテーマごとに作品を集めたり。とにかくパンチが足りなくて、マンガ好きに訴えかけるものではないと思いました。
あ、地下の雑誌のギャラリーは面白かったです。「マガジン」や「ジャンプ」や「ASUKA」などの古い号の表紙が一同に並んでいて、自分も買った号なんかは当時のことをありありと思い出しました。あるならコピーしたい雑誌もあるんだけど、そういうことは出来ないようです。
そして目玉のマンガたち!1階が少年マンガ、2階が少女マンガ、3階が青年マンガという分類で作者順に入っています。だいたいなので、R指定ぽい少女マンガが3階にあったり、人気の浦沢直樹が1階にありますが。ほとんどが大久保ネギシ書店という新宿の貸本屋さんから寄贈されたものだそうで、ビニールコーティングされてあり、巻末に貸し出し表が残っていたりします。一通り眺めただけですが、品揃えとしては、ぼちぼちじゃないかな。最新刊や新しい出版社のマンガは少ないけど、重要な作品はあったと思います。手塚治虫全集の棚が圧倒的だった…!あれもこれも読んでないよ!もっとも、所蔵の20万冊のうち棚に並んでいるのは5万冊だけで、閉架部分の本は4月以降に閲覧室で見られるようです。あと、特設展をやってない時期だったので、少女漫画のタ行以降の漫画家の棚が閉鎖されていて残念でした。萩尾望都が読みたかったのに…。
さっそく脳内の「読みたかったマンガリスト」を取り出して、あっという間の数時間を過ごす私。こういう機会じゃないと読めない20巻以上の作品に取り掛かってしまう。考えることは同じなのか、周りにも長編作品の罠にかかったダメな大人が、いっぱいマンガに夢中になっていました。気持ちはわかる。中学生くらいの子が古い作品を読んでいたのが、嬉しかったです。しかし、椅子が読むのに適したものではなく、数も少なくて残念でした。これだけマンガが置いてあるんだから、読む人が多いのは予想できると思うんですけどね。マンガ喫茶にはしたくないのかもしれないけど、図書館機能としてはどうよ。
館内は飲食禁止ですが、カフェが隣接されています。当日限り再入場可能なので、喉が渇いたら隣に買いにいけばいいのだけど、読んでるときは世界が自分とマンガだけになっていて、とてもそれどころではなくなっていました。同じく、昔ながらの紙芝居を1日に何度かやるのですが、それも読んでいる途中に席を立つのが無理で、まだ見ていません。
カフェの方は帰りに寄ったら、ちばてつや先生直筆の矢吹丈が壁に描かれていて感動しました。鉛筆のアタリ線も残っている!触る人が多くて汚れないことを祈るよ。この時はカメラがなかったので、携帯写真です。

以下、マンガミュージアムの気になるところを少し。
大丈夫かなこのミュージアム、というのが本音です。上にも書いたけど、展示内容にあんまり面白みがなくて「これ!」という売り出すポイントがあんまりないと思いました。常設展示の他には、漫画家や研究者の講演会もやるようですが、一時的なものだからねー。普通の美術館では、展示物を変えて期間ごとに人を集めることができるけど、そういう方法は取りにくい。特設展にはまだ行ってないからわかりませんが。すっごく気になるのが、収支状況。常設展だけなら大人300円なので、1日100人来ても3万円の収入にしかならないなか、どうなるのだろうかと心配です。改築に12億円も掛けてるんだけど、京都市は。こういう展望はやなせたかし先生のインタビューにも書いてありました。
4月以降に年間パスポートを発行したり、閉架部分の資料の閲覧に「資料保存協力費」を払うようにするようです。今まで公的には例のない場所なので、まだまだ扱いに苦慮してるようです。空き部屋も多かった。本の盗難対策もされていないようで、絶版になった本もあるのに大丈夫かと思います。取材の人を何組か見たので注目されているようだし、5年くらいでなくならないように、たくさん通ってたくさんマンガを読みたいものです。文句ばかり書いてますが、身近にこういう場所ができたのが嬉しく、ぜひ長く親しまれて欲しいので、期待が募っているのです。家から15分くらいの場所にあればなお良かった。
追記:2月6日発売日の「ダ・ヴィンチ」に記事が載っていましたが、現在の1日入館者数は300人だそうです。1日9万円かー…。
4月以降に年間パスポートを発行したり、閉架部分の資料の閲覧に「資料保存協力費」を払うようにするようです。今まで公的には例のない場所なので、まだまだ扱いに苦慮してるようです。空き部屋も多かった。本の盗難対策もされていないようで、絶版になった本もあるのに大丈夫かと思います。取材の人を何組か見たので注目されているようだし、5年くらいでなくならないように、たくさん通ってたくさんマンガを読みたいものです。文句ばかり書いてますが、身近にこういう場所ができたのが嬉しく、ぜひ長く親しまれて欲しいので、期待が募っているのです。家から15分くらいの場所にあればなお良かった。
追記:2月6日発売日の「ダ・ヴィンチ」に記事が載っていましたが、現在の1日入館者数は300人だそうです。1日9万円かー…。
ユズシマ |
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