2006/11/23 木 | 日常あれこれ > 映画
「DEATH NOTE 後編 the Last name」
前編の感想はこちらです。
前編の出来が良かったので、かなり期待して見た後編ですが、見終わった直後は、
面白さに感動し、上手さに脱帽し、素晴らしさのあまり製作者に感謝しました。
全てが期待を超えていました。もし、迷っているなら見に行くことを勧めます。見た日に感想を書くと、テンションが高すぎてまずいと思って2週間ほど放っておいたけど、いま冷静になって思い返しても、ほとんど瑕疵が見つかりません。あっても、大したことじゃないと一蹴できる。当たり前のことですが、人によって考え方は千差万別なので「薄っぺらい映画」「普通じゃない?」「破綻してる」という感想も目にしました。
だけど私は楽しかった!本や映像に関わらず、素晴らしい作品に触れているときは、頭の中で「大当たりだよ!」と言わんばかりにカラーンカラーン!と鐘が鳴るのですが、その音が止まらなかった。鳴りっぱなし。こんな映画を見られて幸せです。まだまだ邦画も捨てたものではない。
そもそも、原作つきの映画は難しいのです。私は人よりも、原作つきの映画を原作を知った上で見に行くことが多いと思いますが、その感想といったら「原作の方が面白い」「この原作を映画化なんて、やっぱり無茶だった」で埋め尽くされます。……いま、例えば?と記憶を漁って本当にイヤになった。
しかし「DEATH NOTE」は、原作をしっかり読み込んで理解し、基本路線を崩さず、至らない点を拾い上げ、オリジナリティを肉付けし、新たな物語を作り上げていました。これが、どれだけ難しいことか!物語的には、最後のどんでん返しに尽きるのだけど、そこに辿り着くまでの運び方がスムーズで、よく2時間半でまとめたな、と思いました。
原作者及び原作第一のファンには申し訳ないけど、正直に言って、私はこのラストが良かった。これなら、原作の第1部が終了した時のもやもやが解消される。納得して「END」の文字を胸に収めることができる。自分の感傷がもたらす部分が大きいのは理解していますが、書かずにはいられない。それくらいよく練られたクライマックスでした。
ネタバレを交えて細かい感想を。
前編の出来が良かったので、かなり期待して見た後編ですが、見終わった直後は、
面白さに感動し、上手さに脱帽し、素晴らしさのあまり製作者に感謝しました。
全てが期待を超えていました。もし、迷っているなら見に行くことを勧めます。見た日に感想を書くと、テンションが高すぎてまずいと思って2週間ほど放っておいたけど、いま冷静になって思い返しても、ほとんど瑕疵が見つかりません。あっても、大したことじゃないと一蹴できる。当たり前のことですが、人によって考え方は千差万別なので「薄っぺらい映画」「普通じゃない?」「破綻してる」という感想も目にしました。
だけど私は楽しかった!本や映像に関わらず、素晴らしい作品に触れているときは、頭の中で「大当たりだよ!」と言わんばかりにカラーンカラーン!と鐘が鳴るのですが、その音が止まらなかった。鳴りっぱなし。こんな映画を見られて幸せです。まだまだ邦画も捨てたものではない。
そもそも、原作つきの映画は難しいのです。私は人よりも、原作つきの映画を原作を知った上で見に行くことが多いと思いますが、その感想といったら「原作の方が面白い」「この原作を映画化なんて、やっぱり無茶だった」で埋め尽くされます。……いま、例えば?と記憶を漁って本当にイヤになった。
しかし「DEATH NOTE」は、原作をしっかり読み込んで理解し、基本路線を崩さず、至らない点を拾い上げ、オリジナリティを肉付けし、新たな物語を作り上げていました。これが、どれだけ難しいことか!物語的には、最後のどんでん返しに尽きるのだけど、そこに辿り着くまでの運び方がスムーズで、よく2時間半でまとめたな、と思いました。
原作者及び原作第一のファンには申し訳ないけど、正直に言って、私はこのラストが良かった。これなら、原作の第1部が終了した時のもやもやが解消される。納得して「END」の文字を胸に収めることができる。自分の感傷がもたらす部分が大きいのは理解していますが、書かずにはいられない。それくらいよく練られたクライマックスでした。
ネタバレを交えて細かい感想を。
女性陣も魅力的でした。特に、前編の秋野詩織と後編の高田清美は、スポンサーから押しつけられたっぽいオリジナルの配役なのに、見事に使いこなしている。高田なんか、フェミコード的に難しいキャラなのに嫌味じゃなくてすごいと思った。海砂も、純粋さが前面に出ていて、愚かさにイライラしなかったのは驚いた。過去との葛藤の表現方法は上手かったー。
あと、細かいところですが、月を始め海砂や高田の部屋、Lの捜査本部のレイアウトや小道具がこだわりに満ちていて唸りました。お菓子とかお面とか。
以下ネタバレにより反転。
そして服装。記憶を手放す前の月の服は、黒のインナーに黒の上着と真っ黒で、白TシャツのLと美しい対比になっていますが、記憶を手放してからは上着が白に変わります。その代わり、ノートを手にした高田が部屋着もスーツも真っ黒に。その後、記憶を取り戻した月は、再び黒い上着で武装する。この徹底ぶりには、ため息が出た。
月の最後のシーンは、藤原竜也の演技に圧倒されたと同時に、原作では最後まで息子の正体を知らない総一郎が、現実を目の当たりにして苦しみながらも、息子を正そうとする姿勢に背筋が伸びました。「法律が完璧じゃないのは人間が完璧じゃないからだ」という台詞(うろ覚えですが、そういう内容)が厳然と響いたね。月の心には届かなかったけれど。
何よりも、Lが「キラを倒す」という本懐を遂げて嬉しかったです。この映画で泣くとは思わなかった。鑑賞中は、感情移入する一方で冷静に辻褄が合っているか考える自分がいるけれど、それを一気に飛び越えて、Lの笑顔が突き刺さりました。アレで私はお腹いっぱいだ…。松山ケンイチはLを体現していた。
遺された夜神家の悲しみが白々しくなく表現されていたところ、ラストを飾るのがリュークの笑い声だったところ。蛇足にならないエピローグだったと思います。
こんなに絶賛して大丈夫かと思うよ、我ながら…。
あと、細かいところですが、月を始め海砂や高田の部屋、Lの捜査本部のレイアウトや小道具がこだわりに満ちていて唸りました。お菓子とかお面とか。
以下ネタバレにより反転。
そして服装。記憶を手放す前の月の服は、黒のインナーに黒の上着と真っ黒で、白TシャツのLと美しい対比になっていますが、記憶を手放してからは上着が白に変わります。その代わり、ノートを手にした高田が部屋着もスーツも真っ黒に。その後、記憶を取り戻した月は、再び黒い上着で武装する。この徹底ぶりには、ため息が出た。
月の最後のシーンは、藤原竜也の演技に圧倒されたと同時に、原作では最後まで息子の正体を知らない総一郎が、現実を目の当たりにして苦しみながらも、息子を正そうとする姿勢に背筋が伸びました。「法律が完璧じゃないのは人間が完璧じゃないからだ」という台詞(うろ覚えですが、そういう内容)が厳然と響いたね。月の心には届かなかったけれど。
何よりも、Lが「キラを倒す」という本懐を遂げて嬉しかったです。この映画で泣くとは思わなかった。鑑賞中は、感情移入する一方で冷静に辻褄が合っているか考える自分がいるけれど、それを一気に飛び越えて、Lの笑顔が突き刺さりました。アレで私はお腹いっぱいだ…。松山ケンイチはLを体現していた。
遺された夜神家の悲しみが白々しくなく表現されていたところ、ラストを飾るのがリュークの笑い声だったところ。蛇足にならないエピローグだったと思います。
こんなに絶賛して大丈夫かと思うよ、我ながら…。
ユズシマ |
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